毎日の正しいブラッシングと定期的なチェックが不可欠です
歯周病は慢性疾患であるため、一度かかると根治するのが難しい病気です。
静かに長い時間かけて進行していきますので、自覚症状が出た時はすでに遅かった、ということもあります。
何もない時からしっかり予防を
「予防は治療に勝る」とはよく言われます。
ですから歯周病もかかる前に予防することがとても大切です。歯と歯茎が健康な10代、20代から意識して取り組むことをお勧めします。
「後悔先に立たず」という言葉があります。今までそんなに気にしていなかった・・という人も、いくつになっても気を付け始めたときからしっかり取り組めば、歯周病の被害を最小限に食い止めることができます。
歯周病の予防には何をすればよいのでしょうか?
一にも二にも、しっかりとした歯磨きです。
歯周病はプラークから起こります。歯磨きでプラークを完全に取り除けば歯周病になることはないわけです。
しかし、歯磨きでプラークを完全に取り除くのはほとんど不可能です。「リキッドプラークテスター」という薬剤を使うとプラークが真っ赤に染まり、どれだけプラークが口内の残っているかを調べることができますが、きちんと歯磨きしたつもりでも歯が真っ赤ということもあります。
正しいブラッシング方法で磨くことも大事
毎日行っている歯磨きですが、少し意識を変えてみるだけでプラークの除去をより一層推し進めることができます。1日2回歯磨きをしているとすると、1年で730回も歯磨きをしていることになります。毎日行っていることだからこそ、やり方に注意する必要があります。
正しい歯磨きの仕方については「歯周病を防ぐ歯磨き方法」ページでご紹介します。
正しい歯磨きは歯周病の予防には欠かせないものですが、その他にも歯石、歯並び、悪い噛み合わせ、クラウンが合っていない、口呼吸、歯ぎしりも改善することが必要です。
さらにストレス、運動不足、睡眠不足を解消し、タバコをやめ、食習慣に気をつけることも歯周病の予防となります。
歯医者さんに定期的に通いましょう
歯石は歯医者さんでしか取れませんから、歯周病のない人でも6ヶ月に一回、歯周病のある人はもっと頻繁に歯科医院を受診しましょう。
何度も強調していますが、歯医者さんは歯が痛くなったから行くのではなく、歯のしっかりしたメンテナンスのために行くのです。
歯周病は予防が肝心ですので、歯医者さんと顔なじみになるくらい定期的に通いましょう。